何をどこに書くか

何をどこに書くか

「研究の背景」の書き方

研究の背景の書き方は、論文のイントロダクションと同じで、より幅広い分野(一般的な背景)から自分の専門分野(狭い背景)へと誘導していきます。 ポイント 研究の背景・問題点では、以下を順に書きます。 1.研究計画を含む広い研究領域の一般的な説明...
何をどこに書くか

「現状(自分の貢献・他人の貢献)」の書き方

研究の背景知識と必要となる情報の紹介が終わったら、研究開始前の状況がどうであるのか(現状)を文献を引用しながら説明します。 ポイント 研究の背景・問題点では、以下を順に書きます。 1.研究計画を含む広い研究領域の一般的な説明、重要性(広い背...
エフォート、研究課題名

審査区分の選び方

科研費の審査区分表と学振の審査区分表は微妙に異なっていますが、大枠の考え方は同じであり、 審査員が審査可能な申請書をまとめるため 分野間で採択率の方よりが起きにくくするため です。そもそもが審査の公平性を担保するための措置ですから、特定の区...
エフォート、研究課題名

エフォートの基本的な考え方

エフォート(effort)は「努力・尽力」を意味する英語に由来していますが、研究の世界では以下のように定義されています。 研究者の全仕事時間100%に対する当該研究の実施に必要とする時間の配分割合(%) *「全仕事時間」とは研究活動の時間の...
エフォート、研究課題名

必要なエフォートの目安(エフォートは後で減らせる)

e-rad内に「エフォートの管理」タブがあり、そこでエフォートの修正申請を行うことができます。この機能の意味を考えると、エフォートの合計値が100%を超えないように後からであっても調節することが可能であるということです。 ではどういった場合...
エフォート、研究課題名

研究課題名のつけ方

研究課題名を気にする人は多いですが、実際にはそこまで重要ではありません。 研究課題名は評価項目には含まれていない 研究課題名は、わかりやすく、大まかな研究内容がつかみやすく、キャッチ―なものが良いに決まっていますが、公開されている科研費や学...
何をどこに書くか

「なぜそれが問題なのか」の書き方

問題や課題を指摘するだけでは読む側は納得できません。読み手を説得するために、なぜこれまでそうした研究が実施されてこなかったのか、なぜそれが解決すべき(実施すべき)課題なのかを説明します。 ポイント 研究の背景・問題点では、以下を順に書きます...
何をどこに書くか

「予想通りにいかないときの対応」の書き方

最初から失敗するつもりで研究する人はいませんが、実際には全ての研究がうまく行くことは稀であり、それなりの割合でうまくいかないこともあります。そうした可能性を想定して研究計画は立案されるべきであり、そうした想定の無い研究はリスク管理がなされて...