研究テーマとアイデアの生み出し方 いったん研究が始まっててしまうと、そのテーマをどう進めるかが焦点になってしまうため、テーマの是非についてはあまり考えられなくなってしまいます。しかし、良い研究は良い研究テーマから生まれます。 さらに、どんなにテーマが素晴らしくても研究方法や研究対象に対して独自性が発揮されないのであれば、申請者の研究計画を採択する理由はありません。 ここでは、どのようにしておもしろい研究テーマを生み出すのか、また、研究における新しいアイデアはどのように生まれるのかについて見ていきます。 ポイント 誰もやっていないテーマであることを強調する人がいますが、これは微妙です。そもそも研究とは誰もやっていないことをすることです。単に新しいだけでなく、重要であるのに未解明であることを示し、そのうえで、なぜ申請者ならこの問題を解決できると言えるか(他の人にはできないの)について説明することが重要です。 面白い研究とは何か どんなテーマがおもしろい(良い)研究テーマと言えるのでしょうか。 自分が実験をやってて楽しければそれでよい? 研究のサイクルは申請書による研究費獲得→研究→… 面白い研究は良い論文になりやすい ここでは、学振や科研費の申請書を書く際に重要となる「おもしろい研究」とは何か、またなぜそれが重要かについて解説します。 おもしろい研究テーマは良い論文になり… 面白い研究テーマの見つけ方 面白い研究テーマがどんなものであるか、がわかったところで、それを見つけて自分のものにできなければ意味がありません。ここでは、どのようにしておもしろい研究テー… 研究テーマが選べない、興味を持てない時に これまでに、おもしろい研究テーマの選び方について説明してきました。しかし、研究室の方針であったり、プロジェクト雇用であったり、テーマがあらかじめ決められた研… 面白い研究テーマのための心構え 面白い研究を行うためには、どのような問題を扱うべきだろうか? 重要な問題を見つける。研究のインパクトを考える 問題解決に関して、「問題が何であるかを発見でき… 研究の基本パターン(問題解決型 vs. 価値創造型) 研究には色々なパターンがあります。 問題解決型の研究 問題解決型の研究とは、ある具体的な問題点(弊害、デメリット)の解決を目指すタイプの研究で、1を10にす… 研究の基本パターン(仮説生成型 vs. 仮説検証型) 研究には色々なパターンがあります。 仮説生成型の研究 仮説生成型(hypothesis making)あるいはデータ駆動型(data driven)の研究は…