申請書を印象深くする

審査員が審査する申請書の内容は多岐にわたります。異なる分野の申請書を比較することは難しく、それは焼きサバとコーヒーのどちらが美味しいかを評価するようなものです。さらに、申請書を審査するのは印象による影響を受けやすい人間です。

  • コップに水が半分しか入っていない
  • コップに水が半分も入っている

同じ事実であっても、受け取る印象はかなり違います。どうすれば審査員に好印象を持ってもらえるかを考えることも重要な戦略のひとつです。

ポイント

人の印象が最初の数秒で決まったり、選挙の騰落が選挙ポスターだけから高確率で予想できたり、と見た目が及ぼす効果は絶大です。そして、そうした判断をくだした当人は見た目では選んでいないと真剣に信じています。こうした無意識までをも味方につけることができれば、申請書の採択率は飛躍的に上昇するでしょう。申請書が上手かどうかを判断する根拠の半分くらいは図表の美しさにあると思っています。