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ネガティブをポジティブに

研究とはよりよい社会の実現やい人類の知の蓄積など未来に向けた前向きな行為です。そのため、新背書も前向きに書くに限ります。どんなに科学的に正しくとも、否定的な語句が並ぶとそれだけで読む気はなくなっていきます。同じ内容を表現する場合でも、言い方というものがあります。ここではネガティブ・ワードとその言い換え例を示します。

〇〇〇について検討を行ったが、予想された結果ではなかった。

〇〇〇について検討を行った結果、〇〇〇ではないことを明らかにした。このことは、これまでのモデルに修正を迫るものであった。そこで、…

〇〇〇について検討を行ったが、すでに示されている〇〇〇以外については明らかにできなかった。

申請者らも〇〇〇であることを独立に確認しており、〇〇〇が〇〇〇であることが改めて示唆された。

〇〇〇を行ったが、区別できなかった。

〇〇〇を行ったが、当初予想されたよりも△△△は低く〇〇〇を明確に区別することは困難であった。こうしたことから、△△△を高めることができれば、より高い精度で〇〇〇を計測できると考えられた。

ある研究が失敗して何も結論が導けないような場合でも、研究の条件や方法を検討することが目的だったということにすれば、申請者は条件検討をすでに行っている(その結果、うまくいかない条件の一つを明らかにした)というポジティブな解釈が可能です。

基本的な戦略はネガティブな結果はポジティブなものに変換して記載し、どうしてもポジティブにならないものはそもそも記載しない、となります。しかし、ネガティブな結果をあえて書いた方が良い場合もあります。

あえてネガティブな結果を入れる

ネガティブな結果を書くことが許されるのは後にフォローを入れることができる場合のみです。あとにフォロー(どんでん返し)があれば、良いことをだけを書いているわけではなく誠実だという印象につながるだけでなく、紆余曲折を経ながらここまでたどり着いているという先進性の証明になりますので、審査員に研究計画が誠実であり実現可能性があることを示すことができます。

〇〇〇を行ったが、区別できなかった。

〇〇〇を行ったが、△△△の問題から〇〇〇を区別できなかった。そこで、申請者らは次に、〇〇〇を工夫することで、問題となっていた△△△を解決し、最終的に高い精度で〇〇〇を測定することに成功した。

このように、具体的には、失敗した部分を克服できたか、これからの研究でその問題を解決するという書き方であれば、ネガティブな結果も良いスパイスとなるでしょう。特に、「背景と問い」においてネガティブな現状を示し、これからの研究でそれを克服するという書き方は、これまでの研究とこれからの研究がシームレスにつながるので書きやすいと思います。

ただし、こうした場合でもなお、ネガティブな結果の表現には細心の注意を払ってください。

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