Wordでのタイムテーブルの追加方法

慣れていない方のために、Wordでのタイムテーブルの作り方です。用いているのはWindows10 / Office Home and Business 2019です。

1.表の挿入と行数の調整

「挿入」タブから「表の挿入」で表を作成します。行数は後で変えられますが、列数は最初からピッタリで作っておくと幅いっぱいになるので楽です。

表の挿入では最大8行までしか簡単に挿入できないので、「レイアウト」タブから「下に行を挿入」で適当に行数を増やします。ここでは項目3つに対してそれぞれ研究2つということで10行に増やします。

内容の記載

それぞれの計画の見出しと内容を書いて行きます。計画の見出しの改行は好みです。

表のスタイルの調整

デフォルトのままだと行間が開きすぎておりテーブルが大きくなってしまうので、「ホーム」タブの「行と段落の間隔」から「行間のオプション」を選択します。

「同じスタイルの場合は段落感にスペースを追加しない(C)」のチェックを外します(おまじない)。また「1ページの行数を指定時に文字をグリッド線に合わせる(W)」のチェックも外した上で(こっちは絶対)、「行間(N):」を「固定値」にして適当な間隔を指定します。ここでは12pt→11ptにしています。

またWordのテーブルはデフォルトで左右の間隔をかなり広め(1.9mm)にとっていますので、必要な場合そこも調整します。後少しで収まるのに!という場合は結構この設定で何とかなったりします。表の該当箇所を選択して右クリック→「表のプロパティ」

「セル」タブから「オプション」

「表全体を同じ設定にする(S)」のチェックを外すことで各セル内の文字の上下左右インデントが調整できます。デフォルトでは左右1.9mm空きになっているのは少し大きいので、0.5mmに変更します。

表中文字は本文と区別しやすいことを狙って、ゴシック体に変更します。ここは好みです。

罫線上にカーソルを併せて見出し列の幅を広げておきます。これにより1年目のセルだけが小さくなってしまいました(表全体の幅は変わらず)。

1年目だけ小さいのは見栄えが悪いので、1年目から4年目までを選択し、「レイアウト」タブの「幅を揃える」で幅を揃えます。

何度かやって、良い感じのサイズに調整します。

見出しとそれ以下の項目を区別するため、計画の見出し部分を太字にしてみました。ちょっと主張が強いと思うのであれば細めの太字(Windowなら游ゴシックMediumとか)に変更する以外に、色を黒から濃い目のグレーに変更するだけでもかなり印象が変わります。

研究期間の挿入

いろいろな方法がありますが、ここではシンプルに線の→で書いてみます。「挿入」タブ「図形」から「線矢印」を選択

デフォルトは青い矢印ですので、

矢印を選択して、「図形の書式」タブ「図形の枠線」から、色を濃いグレーに変更し、

ついでに太さも3ptにしておきます。

できました。図形の「⇒」を使う場合は縦方向の拡大縮小によって矢印のサイズが変わってしまいますので、左右方向の拡大縮小にとどめておくと美しいです。

必要数だけコピーし、配置します。基本は研究計画に書いた順に進行するようにします(左上から右下に向かって矢印が並ぶ)。

その他

線の矢印の代わりに「>」や「→」などの文字として書いても良いですし、色で塗っても良いです。