#科研費のコツ50 研究のイメージがわく程度には具体的に!とは逆に、具体的すぎるのも問題です。
25℃ではなく31℃だろうが、〇〇〇社製ではなく△△△社製だろうが、研究計画を審査するうえではどうでも良いことです。
#科研費のコツ 51
— 科研費.com (@kakenhi_com) February 20, 2024
無駄に具体的すぎる申請書の弊害は、何が本当に重要かを見えづらくすること。
何が必要で、何が不要の判断がつかないなら、
✅審査員が研究内容をだいたい理解するのに必要か
✅適正に審査するのに必要最低限の情報か
を基準にするとよいでしょう。https://t.co/qxWCdb59Sh pic.twitter.com/vD3rjuep7l
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ヒント:小文字のLではなく1です。
こうした過度に具体的な内容は研究計画欄と研究遂行能力欄でよく見られます。
研究計画
とても具体的ですが、これじゃない感を感じる人もいるのではないでしょうか。
実際に申請者の方とその研究を行う技術補佐の方や大学院生であれば、こうした具体的な指示はとても助かるでしょう。しかし、この例文からは手順についてはわかりますが、審査員がもっとも評価したい、この方法はどれくらい目的の達成に有効なのか?や、そもそもこれによって何がわかるのか?がわからないまま延々と具体的な手順を読まされることになります。
研究遂行能力
臨床系の若手の方は経歴を書きがちです。他の分野では見られないので、MD特有の現象です。
こうした経歴書のようなものを読んだ審査員が、「素晴らしい、採択!」とはしないでしょう。ここで求められているのは、「なぜ、他の人の申請書ではなくあなたの申請書を採択すべきだと、あなたは主張するのですか?あなた自身にはどのような研究遂行能力があるのですか?証明してください。」ということですので、ここで書くべきは、申請者自身がいかに本研究の遂行に必要となる能力や経験を有しているかの具体例や具体的な業績です。