申請書の構成は気を付けるべきポイントが数多くありますが、2つのポイントに気を付けるだけでグッとわかりやすくなります。

聞かれていることだけに答える

こんなのは当然と思うかもしれませんが、実際には、初稿の段階では聞かれていること以外を長々と書いている人はかなりいます。

申請書には、各項目で答えるべき具体的な質問や指示が含まれています。まずは、それらの質問の内容や意図を理解し、それらの指示に対して、明確で具体的な回答を書くことが重要です。余計な情報や主題から外れた内容を含めることなく、要点を押さえて的確な回答をするよう心掛けましょう。読み手が必要な情報をすばやく把握できるようにすることが大切です。

独自性・創造性や位置づけなどは何を書いてよいのか、他の項目とどう区別して書くべきかがわかりづらく、混乱する人が多いパートです。

同じことを書かない

申請者のこれまでの研究成果や着想の経緯、気に入ったフレーズなどをあちこちで何度も書く人がいます。基本的にはそれぞれの項目で内容は重複しないようになっているはずであり、同じような内容を書いてしまっているということは、何かが間違っているサインです。