大見出しや小見出しを適切に設定することで読みやすくなります。その際に、なるべく見出しの前に~1行程度の空行を入れましょう(0.3, 0.5, 1行をよく使う)。これにより内容の切れ目と視覚的な切れ目の対応が一層はっきりするため、ぐっと読みやすくなります。

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空行を入れる方が良い場所

「背景と課題」、「研究目的」、「研究の方法と計画」など大見出しの直前

内容が大きく転換する場所なので、できれば1行、最低でも0.3-0.5行ほどの空行を設けましょう。行間は固定値で17-18ptを推奨していますが、行間を多少詰めてでも大見出し前の空行は確保するようにした方が良いです。

業績リストの余白調整

研究遂行能力には業績リストを含めますが、複数ある業績同士の間は0.1-0.3行ほど空けておくと読みやすいです。とくに余白が出そうな場合は広めの空行にするなどで微調整し、余白を作らずぴったりに収まるように調整します。紙面に余裕がない場合は空行が無くても構いません。

空行を入れない方が良い、どちらでも良い場所

段落間

メールやカジュアルなWeb文章では段落ごとに空行を入れますが、申請書でそれをしてしまうと、段落の数の多さから、少なからぬ分量のスペースを空行のために差し出す羽目になり、紙面が圧迫されます。

段落を明確にするためには、最初を全角1字分下げるというルールがありますので、基本はそれで対応することになります。どうしても段落間を空けたい場合は、大見出し間の空行よりも小さくして、どこがメインの区切りなのかをわかりやすくします。

小見出し前

小見出し前に空行を入れるか悩ましいポイントです。入れるとしても0.3~0.5行程度と大見出し前の空行よりは小さくなります。私は入れないことの方が多いです。

不統一に注意

空行を入れる際のルールは申請書全体を通じて同じであるべきです。どうしても1行足りないという時には目立たないところで微調整することはありますが、申請書全体を通して同一ルールが基本です。