接続詞は文章の転換点で用いますので、多用すると読みづらくなります。文のロジックがしっかりしていれば、接続詞を省いても意外とすんなり読めるものです。 ロジカルに書こうとするあまり、接続詞を多用している人は注意です。

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接続詞を使いすぎると…

  1. 冗長: 接続詞を多用すると、文章が長くなりがちです。短くて簡潔な文章の方が、情報を伝える上で効果的です。とくに「また、」「さらに、」などは重ねて使われやすく、文章が冗長に感じられる原因のひとつになっています。
  2. 流れの乱れ: 接続詞を適切に使用しないと、文章の流れが乱れ、読み手が混乱する可能性があります。内容的に反転でないところなのに「しかし、」をいれてしまうケースは少なくありません。
  3. 明確さの欠如: 接続詞を使い過ぎると、主張やポイントが不明瞭になることがあります。接続詞は文章の関係を明確にすることから、弱い強調効果と捉えることもできます。しかし、あまりに多用しすぎると、どこで文章の転換が起こっているのかを見極めるのが難しくなり、明確さが減ります。

使いすぎないためのアドバイス

  1. 必要性を考える: 接続詞を使用する前に、その接続詞が本当に必要かどうかを考えてみましょう。文章が接続詞を用いずとも文章が成り立つ場合は多く、積極的に省略することを検討してみてください。
  2. 代替手段を探る: 接続詞の代わりに、句読点や段落の区切りを利用して文章の流れを整えることもできます。特に順接などは単なる読点でも十分なことが多いです。他にも記号や箇条書き、など色々な代替手段がありますので、引き出しを増やしておきましょう。
  3. 文章を分割する: 長い文章になりがちな場合、接続詞を使わずに複数の短い文章に分割することを検討してください。
  4. 再読する: 文章を書き終えたら、何度か読み返してみてください。接続詞の使い過ぎで不自然な部分は音読すると気づきやすいです。一度ですっきりとした文章を書くことはほぼ不可能だと諦め(文豪ですら推敲する)、必ず確認したうえで必要に応じて修正してください。

接続詞は文章の流れをスムーズにするための重要なツールですが、適切に使用することが重要です。適度に使用し、その効果が存分に発揮されるよう心がけましょう。これは強調とも似た話で、そんなに数が多くないからこそ有効に働くのであり、多すぎると機能低下が生じることを理解しましょう。