文章を書きなれていない人の文章には、倒置、体言止め、口語、やたらと凝った(大仰な)言い回し、で溢れています。 今まで読んだ中で一番衝撃的だったのは「なんでかとゆうと、…」でした。
#科研費のコツ 78
— 科研費.com (@kakenhi_com) March 19, 2024
文章を書き慣れていない人ほど、凝った表現をします。もっとシンプルに書いてください!
✖️ 疑問「なぜだろう?それは…」
✖️ 大仰「申請者の稀有な研究力で…」
✖️ 口語「〇〇がすごいとわかたので、」
✖️ 弱気「示唆できる可能性があると言える」 https://t.co/9ECLOHqxIa pic.twitter.com/7tJhZa156a
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ヒント:小文字のLではなく1です。
これには特効薬はありません。普段、書き慣れていない人ほど、こうした凝った表現をしがちなように思います。
気をつける表現
疑問
自分で疑問を投げかけ、自分で答えるパターンです。読み手の目を引く効果はありますが、その軽薄さが申請書とは合いません。
倒置
それほど頻度は高くありませんが、出てくるとギョッとします。疑問の場合とどうよう、さっさと言ってよとなってしまい、いろいろと損をする書き方です。
大仰
自らの研究内容や技術、アイデアなどを過大評価しすぎなパターンです。実際そうであるなら、そう書けばよいのですが、大したことない場合ほどこうした表現が好まれる傾向にあります。世界レベル、超最先端でないと申請してはいけないというわけではありませんので、無理に頑張ってすごくみせようとする必要はありません。客観的にどこがすごいのかを書く方がすごみがでます。
口語、謙譲表現
口語は意外と少ないですが、ときどき見受けられます。実際は口語を避けようとするあまり、大仰な言い方になったりする場合が多いです。
また、審査員が不特定であり、十中八九関係のない人に対する謙譲表現も意味がわかりません。自己評価等で丁寧に書きたいだけなら、です・ますで十分です。
まわりくどい、弱気(断定を避ける)
自信のなさが語尾に表れ、まわりくどい表現になってしまっている方がいます。また申請者が「そうだったらいいな」的な表現をしてしまうと実現可能性にまで疑念をもたれかねません。