申請書には何を・どうするだけでなく、 注意書きにあるように、「どこまで明らかにしようとするのかを具体的に」書くことが求められています。 審査員は、目的に対してゴール設定(どこまで)が適切化どうかを判断します。
#科研費のコツ 53
— 科研費.com (@kakenhi_com) February 22, 2024
「どこまで明らかにしようとするのか」
≒ 研究のゴールをどこに設定するか
≒ 何が示せたら「この研究は大成功だ」と言うつもりか
というのがもっともわかりやすい考え方。
「〇〇〇をする。△△△をする。」だけで、書けていない人が多いです。https://t.co/L78lJx6fhv pic.twitter.com/t70fNNe2GK
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「どこまで明らかにするのか」を書けている人は少ない
言い方を替えれば、「どんな結果がでたら、この研究は成功したと言えるのか」ということです。研究のゴールをどこに設定するかは申請者の裁量に任されているため、何をもって「明らかになった」と主張するのかはケースバイケースです。「だから、申請者の側で、どこまでを明らかにするつもりなのか、何が示せたら良いのかを具体的に教えてください」ということです。
何をするのか、どうやってするのかについてはほとんどの人が書けているのですが、「どこまで」が書かれていないと以下のようになります。
しかし、〇〇〇をすることや△△△をすること自体に良いも悪いもありませんので、審査員からするとこれは評価不可能です。
審査員は、以下の2つについて評価を行います。
- 設定された研究のゴール(どこまで)は十分な価値があるか
- 設定された研究のゴールに至る方法は妥当か
上記を見てもわかるように、全ての評価は「設定された研究のゴール」に対して行われますので、これを説明する「どこまで」は必ず書かねばならない項目です。