以下のように、これまでの研究を無視するような記述は推奨しません。視点を広くすれば必ず関係する研究はあるはずです。独りよがりの申請書と判断されないように関連研究は必ず調べておくようにしましょう。
#科研費のコツ 30
— 科研費.com (@kakenhi_com) January 30, 2024
研究の独自性や位置づけは他の研究との比較の中で決まるので、関連研究が無いという状況はありえません(そう書く人は多い)。
例えば「本研究は独自だ」と言いたい場合、国内外の関連研究では、何と比較し、どのような点で独自なのかを明確にして下さい。https://t.co/mXRKF6hJwc pic.twitter.com/tgCcn2c0DU
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「巨人の肩の上に立つ矮人(わいじん)」という言葉があるように、科学とは先人たちの知見の上に新たな知見を付け加える行為です。そのため、「国内外の関連研究が無い」という主張はかなり強く、よほどの覚悟がないと発してはいけない言葉です。
実際、全く何も無いところから新しい研究が行われることはまずなく、アイデアや技術、類似の方法などを広い視点から見れば必ず関連研究はあります。逆に、研究とは新しいことをするものですから、範囲をどんどん狭くすれば必ず類似した研究は無くなります(あったら、わざわざ研究する必要がない)。
このように、どれくらいの範囲を見るかによって、関連研究の有無は変わってきます。関連研究が多いから良いというわけではないので、数個の関連研究があるように背景を調節しましょう。