科研費や学振に独特な「研究課題の核心をなす『問い』」は、油断すると目的と同じになってしまい、非常に書きづらい項目です。そうした繰り返しを回避するためにいくつかの「背景と問い」の主要なパターンを紹介します。
#科研費のコツ 26
— 科研費.com (@kakenhi_com) January 26, 2024
科研費や学振に独特な「研究課題の核心をなす『問い』」は油断すると目的と同じ内容になってしまい、非常に書きづらいです。
いくつかのパターンがありますが、問いで挙げた問題点の一部を本研究で解決するというイメージで書くと書き分けがしやすいです。https://t.co/45fTSSXc3w pic.twitter.com/E0gPZkMdIm
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きっかけに続けて書く場合
のように、これまでの研究ではある視点がごっそりと抜け落ちていて、それこそが研究課題における問いそのものである、というような書き方になります。
アイデアに続けて書く場合
のように、あるアイデアから導かれる疑問に答えることや、あるアイデアを用いることによって、研究課題における問いに答えをだせる、というような書き方になります。こうした場合に、
のように、「問い」がアイデアの繰り返しにならないように気をつける必要があります。
こうした重複を回避するアイデアのひとつとして、
のように、アイデアと問いを一体化させ、アイデアが「問い」そのものであると書くことはできるでしょう。
現在の状況に続けて書く場合
多くの申請書はこのパターンです。
のように、現在の状況に続けて書くと、少し前の状況→アイデア1→現在の状況→問い(アイデア2)のように、「問い」はアイデアのような性質を持ちます。