申請書は書きたいことを一方的に書くためのものではなく、審査員に申請者の主張を伝え・理解してもらうためのものです。そうして、審査員が申請者の伝えたいことを理解してはじめて、採否を判断するためのスタートラインに立てます。
どうすれば相手に主張が届くのかを最優先で考えた結果、申請者が本当に言いたいことをぐっとこらえる必要があるケースもあるでしょう。
#科研費のコツ 11
— 科研費.com (@kakenhi_com) January 11, 2024
申請書では、自分の主張を一方的に書いても
分野外の忙しい審査員には伝わりません😔
読む気になってもらい、理解してもらって初めて評価のスタートラインに立てます。
そのためには主張の簡略化や美しい図表など、伝えるための工夫が必要です。https://t.co/AZq0kaXFD9 pic.twitter.com/MUXX7bXJRU
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ヒント:小文字のLではなく1です。
申請書が採択に至るまでには多くの関門があります。本サイトを見ているということは、最初の関門である「申請書の提出」についてはモチベーション十分と考えてよいでしょうが、申請者を提出した後にも、「申請書を読んでもらう」「申請者が伝えたいことが審査員に正しく伝え、内容を理解してもらう」といった関門があります。それらを通過して初めて「申請書の価値を認めてもらう」という最終関門にたどりつけます。
たとえどんなに素晴らしい研究であっても、審査員に伝わらなければ書いていないのと同じです。申請書の審査は相対的なものですから、最終段階で他との兼ね合いで不採択になるのはしょうがないことだとしても、何がどこに書いてあるのかわからない、読んでもわからない、といった理由での不採択はもったいないです。
申請書の採択までの4つの関門
期日までに申請書を提出できるか → 申請書を書く前の心構え
「読める」申請書か → 何をどこに書くか
内容を理解できるか/理解しようという気になるか → 何をどこに書くか、申請書を読みやすくする
採択に値する申請書か → 面白い研究とは何か