#科研費のコツ 4
— 科研費.com (@kakenhi_com) January 4, 2024
研究のアイデアを生み出すフレームワーク3選
✅視点を変える
・オズボーンのチェックリスト
・SCAMPER法
✅アナロジーから着想する
・NM法T型
✅自由な発想の可視化
・マインドマップhttps://t.co/u4jFrMeNG4 pic.twitter.com/6JHMLA7kYu
科研費.comではオズボーンのチェックリストを紹介していますが、他にも研究アイデアを生み出すためのフレームワークはたくさんあります。自分に合ったものを探してみると良いでしょう。
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NM法T型
- 何を解決したいのかを明確にする。
- 「要するにどうすれば/どうなればいいか?」という問いになるべく端的に答える。
- そうなった例は他にあるかをなるべく広い視点から考える
- 3で挙げたものについて「そこで何が起きているか」を考え、共通点を探る
- 見出した共通点が課題の解決に役立つのでは?と考えアイデアを具体化させる。
NM法は創造工学研究所所長の中山正和氏が考案した技法で、その頭文字をとって名づけられました。
類比技法の代表的なものであり、ステップが単純で分かりやすく、類比技法としては日本で一番普及しています。技法として使わなくても、NM法のような類比を使っての発想法はアイディア開発に大変有効といえます。
分野を超えて似たような研究を集めてそこに共通するものを考えることでヒントを得ることもNM法の一種だと言えるでしょう。
マインドマップ
- 中心にしたい考え、概念を用紙の中心に書く。
- そこから線を引き出し、関連するキーワードやアイデアと結び付ける。
- 出てきたキーワードやアイデアからまた線を引き出して展開させる。
- マインドマップを見直し、必要に応じてアイデアを追加、削除、または再配置する。
- この作業を通じて、アイデアを整理したり、新しいアイデアを生み出したりする。
頭の中を整理したいときに便利な方法で、紙に描いても良いですし、Xmindなどのマインドマップツールを用いても良いです。
どういった切り口で分類すると良いかを考えたり、今ある方法のメリット・デメリットを書きだしたりと色々な使い方が可能です。
SCAMPER
- 以下のような表を用意し、25項目ある質問にできるだけ答えていく。
- 回答が難しい質問は飛ばしても良い。
- そうして生まれたアイデアをもとに、実際にどのアイデアが研究に使えそうかを検討する。
- 必要に応じて、解答内容をもとに他の人と討論しても良い。
SCAMPER | 質問 |
---|---|
Substitute(代用) | ・プロセスや手順を置き換えると? ・成分や材料を置き換えると? ・五感(音・触感・色・香り・味)に関するものを置き換えると? ・場所、時間、人、方法を置き換えると? |
Combine(組み合わせ) | ・まったく異なる2つの製品を組み合わせると? ・目的や方法を組み合わせると? ・一部の機能を統合すると? |
Adapt(応用) | ・他の業界のアイデアを当てはめると? ・過去の成功事例を応用できないか? ・他にどのような使い方ができるか? |
Modify(修正) | ・重さを変えてみたら? ・機能を弱く/強くしたら? ・製品を短く/長くしたら? ・製品を小さく/大きくしたら? ・動作を遅く/早くしたら? |
Put to other uses(転用) | ・他にどのような使い道が考えられるか? ・業界を変えたら? ・ターゲットを変えたら? |
Eliminate(削減) | ・機能やサービスを最小限にできないか? ・プロセスや過程を簡略化できないか? ・見た目やデザインをシンプルにできないか? |
Reverse,Rearrange(再構成) | ・プロセスや順序を入れ替えてみると? ・原因と結果を逆にしてみると? ・表面と裏面を入れ替えてみると? ・弱みを強みに転換してみると? |
SCAMPER法はアイデアを量産するという考え方のもとでアイデア生み出す方法であり、ボブ・エバール氏がオズボーンのチェックリストをアレンジしたものです。
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