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細かいところにまで気を配る

誤字、脱字、書き間違いのチェックは別に行う

文章表現の推敲が終わったら、最後にを誤字、脱字、書き間違い(タイピングミスや変換ミス)を内容を意識せず機械的にチェックします。文章表現を推敲している最中は間違っていても、脳が勝手に正しく読んでしまいます。以下は有名な例です。

この ぶんょしう は いりぎす のケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげは もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。

これでも意味が分かってしまいます。特に内容を完璧に理解している自分の申請書であればなおさらです。

このチェックを完璧にするのは実は難しく、私も昔の申請書に時々誤字脱字を発見することがあります(何度もチェックしたはずなのに)。ですので、1文字の間違いも許されないという気持ちで望むのは消耗するだけです。新鮮な気持ちで2-3度読み返してみて、一読したところ誤字・脱字等が気にならないようであれば、とりあえずは十分です。

かな表記が望ましいとされる語句の例

名詞・代名詞

  • 物→もの、所以→ゆえん、訳→わけ
  • 彼処→あそこ、貴方→あなた、貴女→あなた、何時→いつ、此処→ここ、此→これ、何処→どこ

動詞・形容動詞

  • 誤魔化す→ごまかす、出来る→できる、分かる・判る・解る→わかる、亘る→わたる
  • 様々→さまざま、色々→いろいろ

接続詞

  • 於いて→おいて、及び→および、然るに→しかるに、並びに→ならびに、又→また、更に→さらに

副詞

  • 敢えて→あえて、数多→あまた、余り→あまり、予め→あらかじめ、
  • 併せて→あわせて、如何→いかが、未だ→いまだ、概ね→おおむね、
  • 各々→おのおの、自ずから→おのずから、凡そ→おおよそ、却って→かえって、
  • 殊に→ことに、流石に→さすがに、暫く→しばらく、総て→すべて、折角→せっかく、
  • 大して→たいして、沢山→たくさん、直ちに→ただちに、例えば→たとえば、
  • 度々→たびたび、因みに→ちなみに、一寸→ちょっと、丁度→ちょうど、遂に→ついに、
  • 到底→とうてい、何しろ→なにしろ、果たして→はたして、甚だ→はなはだ、
  • 殆ど→ほとんど、無論→むろん、最も→もっとも、最早→もはや、余計に→よけいに、
  • 宜しく→よろしく

補助動詞

  • ~て行く→~ていく、~て来る→~てくる、~て見る→~てみる、~と言う→~という

接続助詞・修飾助詞

  • 次第→しだい、為→ため
  • 毎に→ごとに、等→など、迄→まで

完璧を目指して細かな部分を校正する

文章の内容、誤字・脱字も満足のいくレベルに仕上がったら、最後は読みやすさを上げるための推敲です。

英数字の表記は一定か

数字の場合は全角と半角に気をつけましょう。数字は基本的には、半角で入力するのが一般的ですが、半角だとフォントが変わってしまうことがあります。科研費.comではMacの場合、本文をヒラギノ明朝、英文をTimes New Romanで、Windowsの場合、本文を游明朝、英文をTimes New Romanで書くことを想定しています。普通に書くとMS明朝とCenturyの組み合わせになっていると思います。

また、本文中に限って言えば、長い英数字はほとんど出てこないので統一感という観点から、日本語フォントで書いても良い思います。フォントは好みで選べばよいと思いますが、申請書全体を通して同じ設定してください。特に、別の申請書からコピー&ペーストで文章を貼り付ける場合にはフォントやフォントサイズ、行間の異なる設定ごとコピーされてしまっているケースを良く見ます

揃っているか

フォントの統一と同様、両端揃えや行間もバラバラになりがちな個所です。いま一度、揃っているかを確認するようにしてください。以下に揃っていないことの多い箇所を列挙します。

  • フォント
  • フォントサイズ
  • 行間
  • 両端揃え
  • 図の大きさ
  • 図中文字の大きさ
  • 図のテイスト
  • 図の端と行末
  • 表記ルール
  • 研究において何がわかっていて何を解決すべきかという基本的な立場
  • 数字を半角にするか全角にするか
  • ゴシック体の見出しにおいて英数字もサンセリフ体になっているか
  • 見出し前の空行のサイズに統一したルールはあるか

漢字かな比は適切か、漢字の表記は一定か

漢字かな比を適切にする作業を行います。詳しくは漢字かな比を見てください。また、漢字の表記は一定になっているかもチェック対象です。あるところで「思う」とし、別のところでは「おもう」とするのは、よくありません。表記が揺れやすい漢字を中心にチェックします。しかし、漢字かな比、単語の区切りを明確にしたいという特殊な目的においては、あえて漢字に(ひらがなに)することはあり得ますので、画一的に行う必要はありません。表記を変更する明確な理由があるかどうかが、判断ポイントです。

文献の書き方は統一的か

とくにミスが多いのが文献です。どうでも良いという心理が働くのか、ほぼ全ての人が統一した形式で書けていません。

である(XXX et al., 2017)。 …… である(M. Suzuki et al., 2018 Science)。

のように本文中での引用で雑誌名が入っていたりいなかったり、姓名なのか姓だけなのか、などです。文献リストでは、コピペに起因するスタイルの違いはもちろん、巻号の書き方、掲載月を書くのか、区切り記号はピリオドなのかセミコロンなのか、コロンなのか、カンマの後ろに半角スペースは入るのかどうかなどをよく見かけます。

些細なことかもしれませんが、これらのミスを放置したままであるということは他の部分についても同程度にしか気を配っていないということです。これらのミスは完璧を目指すのであれば、早い段階で修正されているはずですから。

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