段落前の間隔

日本語の場合、段落の始まりは全角1字下げることがルールになっていますが、これは段落の区切りをわかりやすくするためのものです。しかし、最近では、1字下げの代わりに(あるいは併用して)段落間に空行を設ける例が増えてきました。

Mac Word2011: [書式]→[段落]→段落前(0.3行, 0.5行, 1行, 6pt, 12ptなど)
Windows Word2019: [ホーム]→[段落]→[段落の設定(右隅の「↘)]→段落前(0.3行, 0.5行, 1行, 6pt, 12ptなど)

また、弱い節として機能させるために、内容の近い段落同士は間隔を広げず、内容が変わる場合にだけ0.3行ほど間隔を広げるといったことも可能です。

大見出しは内容が大きく変わるところですので、大見出しの前の間隔は0.5-1行ほど設定しておきます。

枠線からの距離(左右インデント)

最近では枠線に収めることを要求する申請書はめっきり減りました。しかし、民間助成金の申請書等ではまだ枠があるものも存在しますので、そのような場合には使えるテクニックです。

申請書に枠が設定され、その中に文章を書くことが求められる場合は、枠の近くまで文章が書かれていると読みにくいので、

Mac Word2011: [書式]→[段落]→インデント左または右(0.3字, 0.5字など)
Windows Word2019: [ホーム]→[段落]→[段落の設定(右隅の「↘)]→インデント左または右(0.3字, 0.5字など)

の設定から、左右に0.3か0.5字程度を空けておくと読みやすくなります。枠の上限に関してはさきほどの段落前後の間隔から調節します。

左右インデント無し
左右インデント0.5字