行頭・行末を調節する

行末を調整する

文字間は通常ほとんど設定する必要がありませんが、行末の単語を調整する時に必要になってきます。

例えば次の文章を読み比べてください。

一瞬、本来の意図とは異なる解釈をされてしまう例
意図した通りに理解してもらえる例

上の例のように、変なところで改行してしまうと、文章の意味をとっさに理解することが困難になります(認知容易性が下がる)。漢字・ひらがな問わず、意味のまとまりの途中では改行を極力しないようにする必要があります。

そこで、文章の構造や言い回しを工夫することで行末を調整するテクニックが必要になってきます。基本的には言い換えや語順の工夫で対応すべきですが、書き方ではどうしても調整できない時に有効な方法が文字間隔の調整です。

[書式]→[フォント]→[詳細設定]あるいは Command + D で文字間隔を0.1〜0.2ptほど広く(狭く)します。


[ホーム]→[フォント]→[フォント(右隅の「↘)]→[詳細設定]あるいは Ctrl + D で文字間隔を0.1〜0.2ptほど広く(狭く)します。

これにより、見た目をほとんど変えること無く1文字を前後させることができますので、自然な形で行末を調整できます。ただし、使い過ぎは全体のバランスを壊しますので、ここぞというときにだけ使うようにします。

行末を調整する(簡易版)

Wordには文字間の自動調節機能があります。これにより行末の句読点などが次の行に送られることなく収まります。この機能を利用して改行させたい文字の前に半角スペースをいくつかいれてみましょう。

1番上の文章ではこれまで見てきたように、「先生」という単語が改行されて読みにくくなってしまっています。改行やスペースなどの編集記号を表示してみるとわかるように、2番目の文章では、「この」と「先生」の間にスペースが5つほど挿入されており、文字間の自動調節機能のおかげで、行末の位置を変えずに「先」の字を次の行に送ることができています。

ただし、3番目の文章のように、文章を推敲し文字数が変わると、隠れていたスペースが表示されてしまい、思いがけないレイアウト崩れの原因になります。そのため

  1. この方法は基本的には非推奨
  2. 使うにしても、提出直前のこれ以上文章が変わらない状態になってから

の2つを強調しておきます。この方法を使うよりも文字間の調節の方が思わぬミスにつながりにくいです。

行頭をそろえる

 カッコやダッシュなど、役物の前後は文字間が空いてしまいますが、詰めた方が可読性が上がります。ちょっとした工夫で見た目もきれいになりますので、ムラの無い文字間を意識しましょう。

カギ括弧・丸括弧・ダッシュの前後の間隔が不自然だったのが、解消されています。文字間の調整の仕方は先ほど見たようにCommandDあるいはCtrlDです。

役物の前アキを調整したいなら、そのひとつ前の文字( “「” ならひとつ前の “で”)、後アキを調整したいならその文字(”」” なら “」”そのもの)にカーソルをあてて、文字間を調整します。2-3ptくらい詰めることで文字間が自然になります。ちなみダッシュ(―)の後ろは3pt 広げてあります。

ただし、こうした操作をあちこちで行うと、その後の推敲過程でどこを修正したのかわからなくなってしまいますので、文字間の修正、特に局所的な文字間調整は最後に行うようにしましょう。

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