応用科学
概要 理工学、医学、食品科学の3分野で、年度ごとに「分野と研究課題」を定めて募集いたします。2025年度は、『理工学』分野です。
期間 2024年10月25日~2024年11月25日 (募集終了)
助成財団
ソルト・サイエンス研究財団(そるとさいえんすけんきゅうざいだん)
プロジェクト研究
助成詳細
■海水および高濃度塩化物水溶液環境での腐食現象の評価と防食技術の向上
日本は海洋に囲まれた国であり,さまざまな産業設備は沿岸に集中しており,海塩粒子が直接設備の外面に付着するため腐食が起きやすい環境である。また,濃度が高い海水(以下,高濃度塩化物水溶液)を扱う製塩設備や海水を使用する設備では,設備の内面の腐食が問題となる。そのため外面腐食では塗装による防食が,設備内面の腐食ではその腐食の原因となる因子(プロセス流体のpHや温度,塩化物濃度など)の特定や材料選定が大事である。また,融雪のために塩を利用する寒冷地域では溶存酸素による関連設備の腐食がより深刻になる。そこで本プロジェクトは,海水や高温度塩化物水溶液が係わる環境に存在する設備に発生する腐食現象の評価と,防食および検査技術の向上を目的とする。本プロジェクトでは目的を達成するために,以下の2つの柱に基づいて5つのサブテーマを設定する。
(1)外面腐食では海水環境でも使用できる防食コーティングの開発とコーティングの劣化や損傷を評価する技術の開発
(2)内面腐食では海水および高濃度塩化物水溶液環境における腐食現象の理解および評価と検査技術<の検討
(サブテーマ1)海水環境における自己修復性防食コーティングの開発
(サブテーマ2)画像を用いた防食コーティング下腐食の評価
(サブテーマ3)電気化学的および非破壊検査技術を用いた腐食モニタリング
(サブテーマ4)高濃度塩化物水溶液環境で溶存酸素を酸化剤とする腐食挙動の定量評価
(サブテーマ5)高濃度塩化物水溶液環境における装置材料の腐食挙動の評価
金額など
5件程度、1件あたり100~200万円
応募資格
・日本国内の大学、公的研究機関等で研究に携わる人(学生・研究生等を除きます)特に、若手研究者、女性研究者の積極的な応募を期待します。
・財団からの助成回数に制限はありません。過去の助成回数にかかわらず応募が可能です。
・一般公募研究は年度毎に募集・選考を行いますが、3年間まで連続して助成を受けることができます。
(直近3年間連続して一般公募研究助成を受けた方は、今回一般公募研究への応募はできません。)
・同一組織(大学院・学部・学科等)からの複数の申請は可能ですが、同一研究室からの申請は分野に関わらずに1件に限ります。
年齢制限
地域制限
助成期間 4月から3年間
その他 助成研究の成果に関する論文が、研究期間終了後3年が経過するまでに学術雑誌に掲載された場合には、1助成研究あたり上限10万円の助成を行います。
応募方法 オンライン
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全 914 の財団のうち、以下の数の有料会員向けデータが登録されています。
応募者数データ 482 (52.7%)
採択者数データ 739 (80.9%)
採択総額データ 566 (61.9%)
期待値データ 417 (45.6%)
採択率データ 475 (52%)
平均配分額データ 565 (61.8%)
充足率データ 563 (61.6%)
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