応用科学, 社会科学, 人文科学
概要 未来を見据えた技術革新を強力に推進するエネルギーに満ちた若い研究者の挑戦的な研究
期間 2025年10月6日~2025年10月29日 (あと326日)
募集要項PDF
助成財団
セコム科学技術振興財団
(せこむかがくぎじゅつしんこうざいだん)
挑戦的研究助成
助成詳細
テーマ1:個人情報の保護と積極的利用を両立する生命医科学あるいは医療・健康管理データの研究<br>
近年急速に発展した生成AI技術、とくに大規模言語モデルやマルチモーダルAIは、医療・健康管理の現場での活用可能性を大きく広げています。一方で、AIによるプライバシー侵害や偽情報の生成といったリスクも顕在化しており、AI技術の活用には社会的信頼の確保が不可欠です。本助成では、こうした生成AI技術を活用しつつ、個人情報の保護と積極的なデータ利用の両立をめざす生命医科学・医療・健康管理データの挑戦的研究を支援します。特に、セキュアなデータ利活用(差分プライバシー、合成データ、連合学習)、デジタルツインの高度化、個別化医療の実現、疾患予測や健康支援におけるリアルタイムAI対話系の応用など、サイバー・フィジカル融合を深化させる意欲的な基礎・応用研究を期待します。<br>
テーマ2:階層性を超えた生命基本原理:統合的アプローチ<br>
生命医科学分野では、従来からの要素・個別研究では解決できない問題、すなわち、生命システムの階層を超えて原因を究明するという新しい統合的研究手法が求められています。生物の本質に迫るような挑戦的な提案を期待します。<br>
テーマ3:最先端科学の ELSI(倫理的・法的・社会的側面)<br>
近年の最先端科学技術のめざましい発達により、それらの倫理的(Ethical)・法的(Legal)・社会的(Social)課題(Issue)について検討する重要性がますます増大しています。単なる文献調査にとどまらず、具体的事例を対象とし、問題の背景にある文化的・哲学的背景にまで踏み込んだ研究提案を期待します。<br>
テーマ4:安全・安心に寄与する環境発電デバイスに関する研究<br>
環境中に存在する様々な稀薄分散エネルギーの有効利用は、環境に優しいだけでなくバイタルサインのリアルタイムモニターや災害時のライフライン確保にも寄与することから大きな期待が寄せられています。このようなオフグリッド電源として活用できる環境発電デバイスは、実際の使用環境に適合するものであると同時に必要なエネルギーを必要な時に十分供給できるものでなければなりません。本助成では、単なる発電デバイスの研究ではなく、セキュリティー、医療、防災など何れかの分野に貢献する革新的かつ挑戦的な環境発電技術に関する研究提案を期待します。<br>
なお、本研究助成では、若手研究者の育成を重視しています。採択となった研究課題については、助成期間中に選考委員によるメンタリングを実施し、次年度への助成継続審査においても前向きな評価を行うなど、申請者が研究目的・目標を達成し、本助成を通じて研究者として成長できるように積極的に支援します。
金額など
助成金額は1件につき1年あたり最大500万円、最大3年間で総額1500万円以内です。但し、テーマ3のみ1件につき1年あたり最大300万円、最大3年間で総額900万円以内です。
応募資格
現に業務として活発な研究活動を行っており、助成期間中継続的に研究を実施することができる国内の大学・大学共同利用機関法人・国立研究開発法人(以下、大学と略す)に所属する 39 歳以下(翌年4月1日時点)の研究者を対象とします。実際に中心的に研究を実施される方が申請者となるようにして下さい。申請者が必要とする場合、共同研究者(翌年4月1日時点で 39 歳以下)が参画することも可能です。<br>
民間企業等に所属する研究者は申請者になることはご遠慮下さい。民間企業等に所属する研究者が共同研究者として参画することは可能ですが、民間企業等に助成金を分配することはできません。<br>
なお、当財団役員、評議員及び当財団の全ての選考に関わる委員は、申請者及び共同研究者になることができません。
年齢制限
地域制限
助成期間 4月から3年間(2年間も可)
その他
応募方法 電子メール
多数の助成金にデータがあります
全 1003 の財団のうち、
以下の数の有料会員向けデータが登録されています。
493 (49.2%)
777 (77.5%)
584 (58.2%)
424 (42.3%)
488 (48.7%)
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