「地域住民に役立つ」と書く前に、研究成果を最初に受け取り、何を変えられる人がいるかを確定します。受益者への距離は、成果の大きさではなく、直後の行動まで切れずにつながっているかで判断します。
遠い受益者だけを書くと、研究成果との間が空白になる
民間財団の申請では、支援によって誰に価値が届くかを説明する場面があります。そこで「高齢者」「子ども」「患者」「地域住民」などを挙げても、研究が作る成果と、その人々の状態変化の間に複数の主体や条件があるなら、受益経路は示せません。研究成果が論文や比較表として完成しただけで、避難所の表示や現場の行動が自動的に変わるわけではないからです。
この記事では、制度目的全体や遠い社会的インパクトは扱いません。助成期間内の直接成果から、最初の利用者、利用に必要な条件、成果の直後に可能になる行動までを一枚につなぎます。読後に残るのは、連鎖が切れる場所と補い方まで記入した価値連鎖表です。
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