学振DCの申請書は、研究計画が詳しいだけでは一枚の申請としてつながりません。研究項目から本人の判断が見え、その判断を現在の能力証拠が支え、採用中に伸ばす能力が学位後の研究へ続いているか。三分診断では、文章の上手さより五つの接続点を見ます。

強い段落が並んでいても、接続が切れていれば弱い

研究計画、研究遂行力の自己分析、評価書、採用後の展望は、それぞれ単独で読むと立派に見えることがあります。しかし、研究計画では高度な解析を申請者が設計すると書き、自己分析では既存手順を習得した経験しか示していないなら、計画と能力証拠はつながっていません。採用中に国際発信力を伸ばすと書きながら、その力がどの研究判断に必要か示されていない場合も同じです。

最新の学振DC募集要項は、申請者自身の課題設定に至る背景、着想、方法のオリジナリティ、今後の展望に加え、将来の研究者としての期待を審査方針に掲げています。申請内容ファイルには研究計画と研究遂行力の自己分析等が含まれ、評価書は現在の研究指導者が別に作成します。三分診断は、これらを別欄の点検ではなく、一つの研究者像を支える接続として読みます。

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