世界的課題、既存研究、本研究の差分、海外連携、適用範囲が別々の欄に散らばると、どれも正しくても国際性の論理は完成しません。世界で残る問い、本研究が追加する知識、結果を使える範囲を一続きにし、助成期間内に世界の研究へ何を追加するのかを確定します。
情報を増やす前に、接続の切れ目を見つける
「世界的に重要な課題である」「海外でも注目されている」「国際共同研究を行う」「成果を世界へ発信する」という文が申請書の各所にあっても、本研究が世界の研究へ何を足すのかは一意に決まりません。課題の大きさ、活動の国際性、成果の公開先は、研究上の追加とは別の情報だからです。
この記事では、09-20の弱点診断、09-21で選んだ追加の種類、09-22で作った一段落を材料にし、世界で残る問い、本研究の追加、適用範囲の三段を一本につなぎます。地域固有の対象が一般理論をどう修正するかは09-24で扱うため、ここでは三段の接続監査に集中します。
使うのは、申請書へそのまま貼る大きな表ではなく、国際性欄、研究目的、方法、成果欄へ文章を配る前の内部用「国際性設計シート」です。表を作ること自体が目的ではありません。三段の論理を一枚に集め、同じ研究が欄ごとに別の物語へ変わるのを防ぐための道具です。
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