PD、RPD、海外特別研究員の申請書は、研究計画が優れていれば同じ書き方でよいわけではありません。三制度には共通する評価軸がありますが、それぞれに「この制度で支援する理由」を説明するための追加条件があります。まずそこを外すと、研究そのものが良くても制度との接続が弱く見えます。
したがって、三制度を横並びで比較するときは、研究テーマや業績の量から始めるより、共通部分と制度固有部分を分けます。読後には、自分の制度について「共通二項目+固有一項目」を原稿から抜き出し、最初に直す一箇所を決められる状態を目指します。
まず公式審査で、共通部分と追加条件を分ける
| 制度 | 共通して問われる部分 | 制度固有に追加して見る部分 |
|---|---|---|
| PD | 研究課題設定の背景・着想・方法のオリジナリティ・今後の展望、研究者としての将来性 | 博士課程の単なる継続ではなく、新たな研究環境で能力をさらに伸ばすこと |
| RPD | 研究課題設定の背景・着想・方法のオリジナリティ・今後の展望、研究者としての将来性 | 出産・育児による研究中断の影響を踏まえ、支援後の研究復帰と将来性を総合的に判断すること |
| 海外特別研究員 | 研究遂行能力、研究計画、研究者としての将来性 | 外国の機関で研究する意義、研究環境を変えて新しい課題へ挑戦すること、または従来研究を大きく発展させること |
上の整理は令和9(2027)年度採用分の日本学術振興会の審査方針に基づく制度上の確認です。ここから先の点検法は、公式の採点方法を再現するものではなく、科研費.comが原稿の論理を整理するために使う実務上の方法です。
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