研究費の公募ページに大きく掲載される日は、配分機関へ申請機関が送信する期限であることがあります。申請者の締切は、それより前に所属機関が設定します。さらに、評価書や推薦、部局確認、機関承認が必要な制度では、申請者が文章を書き終えた日と、申請手続が完了する日は一致しません。

外部締切の一週間前に原稿を完成させる、という予定だけでは申請工程になりません。評価書を依頼できる状態、学内確認へ回せる状態、承認後に電子申請を確定できる状態には前後関係があります。締切日から日数を引くのではなく、「何が終わらないと次へ進めないか」を結んで逆算します。

カレンダーに締切を一つ置くと、見えない工程が消える

現在の学振DCでは、申請機関ごとの申請者締切が別に設けられ、評価書が提出されるまで申請書を提出できません。科研費でも、研究代表者が電子申請システムで調書を作成・送信し、所属研究機関を通じて手続を進めます。制度により工程名は異なりますが、「外部締切の前に、機関が確認・承認・送信する時間が要る」という構造は共通します。

したがって、最初に確認する日は外部締切だけではありません。学内締切、推薦や評価書の作成期限、部局確認の受付日、倫理・利益相反等の事前確認、電子申請IDの発行、機関承認後の修正可否まで並べます。ここでは研究計画そのものの年度工程ではなく、申請書を提出可能な状態へ運ぶ工程だけを扱います。

このアーカイブはゴールド会員限定です

この記事は、毎年 8月26日 の当日のみ無料公開されます。
本日は対象外の日付のため、アーカイブの閲覧にはゴールド会員への登録が必要です。

所属機関に有料版をおねだりしませんか?