挑戦性の弱点は、成功率の低さや作業量の不足では診断できません。未検証の核心前提、成否を分ける判定、成功後に変わる研究上の選択、不成立時にも残る判断の四つを短時間で埋め、最初に直す一箇所を決めます。

難しい作業が多くても、挑戦性の中心が空いていることがある

「希少試料を採取する」「極限環境で測定する」「大量データを高精度に解析する」と書くと、研究の大変さは伝わります。ただし、審査員が知りたいのは、苦労の量ではありません。その作業によって、分野で当然視されている何を判定し、結果によって研究の進め方がどう変わるのかです。

挑戦性の段落が弱いとき、文章を長くする前に空欄を探す方が速く直せます。本記事では、挑戦性を完成させるのではなく、どこが最優先の弱点かを三分で診断します。核心前提の具体的な作り方は08-21、高難度な作業計画の書換えは08-22、技術的難度との概念境界は08-24へ分けます。

診断に使う入力は三つだけ

手元に置くのは、挑戦性を説明している段落、研究目的の一文、中心となる研究項目の方法です。申請書全体を読み直す必要はありません。三つの文章を横に置き、同じ研究上の判定へ向いているかを確認します。

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