若手研究で研究室の装置、試料、標準手順を使うこと自体は問題ではありません。弱く見えるのは、継承した資源を「自分の研究」と呼び換えただけで、申請者が新しく何を判断するのかが見えない場合です。

令和9(2027)年度の若手研究は、一人で行う、将来の発展が期待できる優れた着想を持つ研究計画を対象としています。研究計画調書では研究組織欄がなく、応募者本人の研究活動と研究環境から実行可能性を示します。したがって、装置の所有者を強調するより、継承する基盤と本人が伸ばす研究軸を文章上で別の層に置く方が伝わります。

この記事では、設備や方法を無理に「自作」と主張せず、同じ基盤から本人固有の問い、比較、判定を立ち上げる境界文を作ります。読後には、申請書へそのまま移せる「継承基盤二文+本人の研究軸三文」が残ります。

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