メンターの存在だけを強調すると、研究計画の安心感よりも、申請者が自分で判断できない印象が残ることがあります。相談が必要になる条件、助言を求める内容、関与する時点、助言後に申請者が決めることを分けて書くと、支援と独立性を同時に示せます。

「研究全般の指導」は、支援の強さも本人の責任も見せない

若手研究者の申請では、経験不足を補うためにメンターを置くことがあります。しかし、「経験豊富な教授から研究全般について指導を受ける」「定期的に相談しながら研究を進める」と書くだけでは、どの局面に支援が必要なのか分かりません。メンターが研究を設計し、申請者が実行するようにも読めます。

メンターは共同研究者の代わりではありません。試料を作る、測定する、解析するなどの実務機能を担当させるのではなく、申請者が重要な判断を行う前に、見落としや代替解釈を点検する役割として置きます。助言が終わった後、どの選択を採用するかは申請者へ戻さなければなりません。

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