方法欄に残すのは、再現手順のすべてではありません。その手順を変えると、計画の妥当性、期間内の実行可能性、結果の解釈のいずれかが変わる情報です。研究判断に影響しない操作は削り、影響する条件は短くても残します。
詳しい方法と、審査に必要な方法は一致しない
申請書の方法欄を具体的にしようとして、試薬名、装置の設定、操作順、ソフトウェアのクリック手順まで書くと、実験や調査のマニュアルに近づきます。技術に習熟していることは伝わっても、研究計画のどこが重要なのかが埋もれます。
反対に、「常法により解析する」「適切に対象を選ぶ」だけでは、結果を信頼できる理由も、期間内に実施できる見通しも分かりません。方法記述の量は、専門性を示すためではなく、審査員が妥当性、実行可能性、解釈可能性を判断できるところまで置きます。
残すか削るかは、手順の細かさでは決まりません。短い条件でも結論を左右するなら残し、長い操作でも研究判断に影響しないなら削ります。
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