数値目標は、文章を具体的に見せる装飾ではありません。「その値を超えたら何を判断するのか」「なぜその値なのか」を説明できる場合にだけ置きます。指標、目標値、根拠、判定後の行動を一組にすると、数字が研究計画の意思決定に使われます。

丸い数字を置いても、目標の必然性は生まれない

申請書では、「精度90%を目指す」「100例を収集する」「従来法より20%向上させる」といった数値が、具体性の証拠として使われることがあります。しかし、その値を達成したときに何が言え、達成しなかったときに何を変えるのかが書かれていなければ、数字は計画の判断に使われません。

目標値には、少なくとも四つの要素が必要です。何を測る指標か、どの値を目標とするか、その値を選んだ根拠は何か、その値によって研究上の何を判定するかです。どれかが欠けると、精密な数字ほど恣意的に見えます。

この記事で扱うのは、研究計画の成功条件や次段階へ進む条件として置く数値です。人数、期間、割合など文章中の数字一般の妥当性は07-31で扱います。

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