研究項目の説明が方法の列挙に流れたときは、項目の冒頭に「全体目的のどの部分へ答えるのか」を一文で置きます。目的全文を繰り返すのではなく、この項目が返す判断と、その判断が全体のどの空欄を埋めるかを短く示します。
方法を詳しく書くほど、目的との接続が見えなくなる
研究計画では、研究項目ごとに対象、試料、測定条件、解析法、年度計画を詳しく書きます。具体性は必要ですが、方法の説明が長くなると、審査員は「この作業で研究目的の何が明らかになるのか」を自分で復元しなければなりません。
とくに複数の研究項目がある計画では、各項目がそれぞれ妥当でも、全体として何へ答えるのかが薄れることがあります。項目1は分子を測り、項目2は個体を観察し、項目3はモデルを作る。しかし、それぞれの結果が大きな問いのどの部分を確定するのかが書かれていなければ、三つの研究が並んでいるだけに見えます。
この問題は、目的文を何度もコピーして解決するものではありません。各項目の冒頭で、その項目固有の判断を全体目的へ接続する短い一文を置きます。読者はその一文を手がかりに、続く方法を「何を判断するための証拠か」として読めるようになります。
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