研究項目は三つにそろえる必要はありません。目的に答えるために必要な判断を洗い出し、別々に検証すべき単位、前の結果に依存する単位、最後に統合する単位を整理します。項目数は見栄えではなく、目的へ答える論理から決めます。

「研究項目は三つ」が先に来ると、計画がゆがむ

科研費の研究計画では、研究項目を三つに分ける構成をよく見かけます。三項目は紙面上で整理しやすく、序盤・中盤・終盤の流れも作りやすいため、便利な場合があります。しかし、三という数に採択上の特別な根拠があるわけではありません。

項目数を先に決めると、本来一つで扱うべき検証を無理に分割したり、性質の異なる研究を一項目へ詰め込んだりします。項目を三つに見せるためだけに、研究対象別、年度別、方法別に区切ると、各項目が何を判断するためのものかが曖昧になります。

研究項目は、作業を分類する見出しではありません。研究目的へ答えるために必要な中間判断を、それぞれ検証可能な単位へ分けたものです。二項目で十分な研究もあれば、四つ以上の独立した判断が必要な研究もあります。

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