挑戦的な計画を任せられる根拠は、「熱意がある」「この分野を変えたい」という自己評価では伝わりません。計画の難所ごとに、予備データ、技術、試料・資料へのアクセス、共同研究体制を対応させ、申請者がどこまで自分で判断し、どこを他者と補完するのかを示します。
挑戦性を強く書くほど、「本当に実行できるか」が問われる
挑戦的な研究構想では、従来の方法では扱えなかった対象や、成立するか分からない関係を検証します。そのため審査員は、着想の面白さと同時に、申請者が研究の難所を把握し、必要な準備を進めているかを確認します。
ここで「私はこれまで一貫して研究を進めてきた」「強い意志をもって分野を変革する」と書いても、計画を任せられる根拠にはなりません。意志の強さは、試料を確保し、測定を成立させ、結果の分岐を判断する能力を直接示さないからです。
必要なのは、挑戦的な計画のどこが難しく、その難所に対して何を既に持っているかを対応づけることです。申請者の適格性は、人物像として独立に語るのではなく、計画が止まり得る場所の直後に配置すると機能します。
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