科研費の申請書で独創性をアピールしようとして、審査員から現実味がないと判断されるケースは少なくありません。突飛なアイデアではなく、これまでの研究成果から確実に繋がる論理の延長線上に未来を描くための、5つの確認ポイントをまとめました。

独創性とは思いつきの披露ではない

科研費の申請書を書く際、自身の研究の独自性や新しい視点をどうアピールするかで悩む方は多いと思います。ここで陥りがちなのが、審査員を驚かせようとするあまり、現状のデータから大きく離れたアイデアを提示してしまうことです。

審査員は多忙な中、限られた時間で膨大な数の申請書を読んでいます。彼らが知りたいのは、誰も思いつかないような奇抜なアイデアそのものではなく、申請者がこれまでに積み上げてきた成果を基盤として、次にどのような確実な一手を打つのかという具体的な道筋です。現状の研究課題から切り離された唐突なアイデアは、どれほど社会的な意義が大きく見えても、単なる希望的観測として読まれてしまいます。

提案する内容を正当に評価してもらうためには、それがこれまでの文脈から必然的に導き出された仮説であることを読み手に示さなければなりません。提出前に必ず確認すべき5つの項目を整理しました。

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