圧倒的な独自技術や希少なサンプルがない若手研究者は、どう戦えばよいか。実績ではなく「着眼点」で勝負するための論理的な思考法を解説します。既存の手法や対象を「ずらす」「掛け合わせる」ことで、審査員を納得させる独自の問いを構築する手順です。

独自技術を持たない研究者が直面する障壁
自身だけが持つ特殊な実験手法や、未発表の希少な材料を持たない若手研究者は、申請書の独自性を記述する段階で手が止まる傾向にあります。自分が使用できる技術はすでに広く普及しており、既存の手法をなぞるだけでは新しい発見など得られないと錯覚してしまうからです。
しかし、審査員が評価する独自性とは、世界初の技術や誰も持っていない材料に限定されるものではありません。手元にある武器がごく一般的なものであっても、対象へ向ける「着眼点」を変えるだけで、高く評価される独自性は十分に構築できます。ここで執筆が停滞するのは、自身の能力不足ではなく、既存の要素から新しい着眼点を生み出すための具体的な手順を知らないためです。
このアーカイブはゴールド会員限定です
この記事は、毎年 7月6日 の当日のみ無料公開されます。
本日は対象外の日付のため、アーカイブの閲覧にはゴールド会員への登録が必要です。
所属機関に有料版をおねだりしませんか?