医学, 健康科学, 社会科学
概要 お酒に関する幅広い学術研究(臨床・精神医学領域、臨床・内科学領域、公衆衛生学領域、心理学領域、特定研究領域)
期間 2025年5月12日~2025年7月25日 (30日)
金額 400万円
助成財団 お酒の科学財団(おさけのかがくざいだん)
研究助成
助成詳細
1.一般研究領域
当財団では、お酒と人、お酒と社会の良好な関係のあり方に寄与する研究に対して、代表的な4つの領域の課題を募集しています。助成対象になりうる課題の例を挙げますので参考にしてください。なお、これまでの助成課題は財団のホームページから確認頂けます(こちら)。
課題の例
・アルコール関連疾患の病態解明、遺伝的背景の解明
・アルコール関連疾患の診断技術の開発、バイオマーカーの探索
・職域・地域での予防、早期介入のモデルづくりにつながる研究
・精神保健福祉的な就労、就学に向けた支援につながる研究
・難治例に対する多職種チームによる効果的な治療に関する臨床研究
・アルコール依存症患者の併存疾患の多様性に関する研究
・社会・生活環境と適切な飲酒のありかたに関する公衆衛生学的側面からの調査研究
・ライフステージに合わせた生活習慣病のリスクと飲酒行動についての疫学的研究
・酔いのメカニズムや役割に関する心理学的なアプローチを用いた研究
・嗜好から使用障害に至るプロセスに関する心理学的な観点からの解明
(1)臨床・精神医学領域 お酒による人の精神および脳への影響、疾病に関する発症要因の究明、当該疾患の予防・支援・看護・治療法の確立等を目的とした研究領域とする。
(2)臨床・内科学領域 お酒による人の内臓諸器官への影響、疾病に関する発症要因の究明、当該疾患の予防・支援・看護・治療法の確立等を目的とした研究領域とする。
(3)公衆衛生学領域 お酒による公衆衛生上の諸問題に関する実態調査、要因の究明、これら諸問題の予防法の確立等を目的とした研究領域とする。
(4)心理学領域 お酒による人の心理(欲求・情動・感覚・行動等)への影響に関する実態調査、要因の究明等を目的とした研究領域とする。
2.特定研究領域
年度毎にお酒の健康影響に関する特定の研究領域を設定する。
2025年度は『ICTやAIを活用したお酒による健康影響の評価やお酒による諸問題の解決につながる介入に関する研究』とする。
例えば、ICTやAIを活用した
・お酒による健康への影響の評価や健康増進につながる研究
課題の例
>ウェアラブルデバイスを使った健康影響の評価
>ビッグデータを用いた飲酒の健康影響の解析・予測等
・お酒による公衆衛生上の諸問題の解決につながる研究
課題の例
>ゲーミフィケーションなどを取り入れ、飲酒のコントロールにつながる研究
>メタバースを活用した飲酒習慣の変容を促す研究等
金額など 1件あたり、およそ 400万円
研究助成金額は2年間で上限400万円
各研究領域(臨床・精神医学領域、臨床・内科学領域、公衆衛生学領域、心理学領域、特定研究領域)1件ずつ、合計5件を予定しています。
応募資格
当財団の目的に合致する、日本国内の大学、研究所および病院等に所属する研究者を対象とします。制度や契約等により、他から研究資金を受けることを禁じられている者を除きます。大学院生、学生、企業に所属する研究者は共同研究者として助成研究に参加することはできますが、代表研究者としての応募はできません。同期間に、同じ研究室・部署へ重複した助成はいたしません。
年齢制限
地域制限
助成期間 4月から2年間
その他
応募方法 電子メール
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