倫理審査の記述を「法を守ります」だけで終わらせるのは勿体ないです。審査員が見ているのは、法令遵守だけでなく「すぐに研究を始められる準備ができているか」です。「申請中・承認済み」と書くことで、事務手続きを研究遂行能力の証明に変える技術を解説します。

導入

申請書の末尾にある「人権の保護及び法令等の遵守への対応」欄。このパートが採否の直接的な決定打になることは稀ですが、ここで手を抜くと、審査員の無意識下で確実に減点材料となります。

多くの申請者は「法令を守ります」「指針に従います」といった、定型的なコンプライアンス宣言に終始しています。もちろん法令遵守は必須条件ですが、ここで思考停止してはいけません。審査員は、この欄を通じて「法令を守る気があるか」だけでなく、「交付決定後、すぐに研究を始められる準備ができているか」というタイムマネジメント能力を確認しています。

「採択されたら準備します」という姿勢は、ただでさえ短い研究期間を圧迫するリスク要因とみなされます。地味な事務手続きの記述を戦略的に活用し、つまらない失点を防ぐだけでなく、研究遂行能力の高さをアピールする技術を解説します。

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