「位置づけ」が書けないなら、未来へタイムスリップしましょう。あなたの研究が将来賞を取ったとき、司会者は何と紹介するでしょうか?「〇〇さんの研究により、△△分野はこう変わりました」。この「△△」こそが位置づけの正体です。未来の他己紹介から、現在の価値を逆算する思考法を伝授します。

1. 導入:なぜ「自分のこと」なのに書けないのか

申請書の中で最も筆が止まりやすい項目、それが「本研究の位置づけ」です。
研究目的や方法は書けても、「位置づけ」と言われると、「私の研究は私の研究ですが……」とフリーズしてしまう人が少なくありません。

この原因は、あなたの視点が「研究者の主観(一人称)」に固定されていることにあります。
「私はこれをやりたい」「私はこう考える」という視点の中にいる限り、全体の中での位置は見えません。迷路の中にいる人が、迷路の全体図を描けないのと同じです。

位置づけを正しく記述するためには、視点を強制的に「外側」かつ「未来」へ飛ばす必要があります。

このアーカイブはゴールド会員限定です

この記事は、毎年 7月10日 の当日のみ無料公開されます。
本日は対象外の日付のため、アーカイブの閲覧にはゴールド会員への登録が必要です。

所属機関に有料版をおねだりしませんか?