「この研究は素晴らしい。でも、来年でもいいのでは?」と審査員に思われたら、その時点で負けです。採択される申請書には、今でなければならない必然性(Why Now)が埋め込まれています。漠然とした「近年」を、切実な「今」に変える。その論理的変換技術を解説します。

1. 導入:審査員は不採択にする理由を探している
科研費などの競争的資金において、ボーダーライン上の攻防は熾烈を極めます。評点が拮抗したとき、審査員が最終的に採択・不採択を分ける判断基準の一つが緊急性(Why Now)です。
審査員は心の中でこう呟きます。「この研究は確かに意義深い。しかし、予算枠は限られている。この研究は来年でも結果は変わらないのではないか?」
もしあなたの申請書が「いつでも着手できる研究」に見えたなら、それは「今年は採択しなくてよい研究」と分類されます。「近年、重要性が高まっている」といった緩やかな記述では、審査員の背中を押すことはできません。
本記事では、漠然とした背景記述を、今年採択せざるを得ない時代の必然性へと書き換える技術を解説します。
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