申請書の図表がぼやける問題は「Wordの自動圧縮設定」と「コピペの形式」で100%解決できます。パワポ図は「拡張メタファイル(EMF)」で。PDF図はAcrobatの固定解像度設定か「拡大スクショ&縮小」で。審査員のストレスをなくす完全手順を解説します。

導入

科研費や学振の審査員は、本業である研究や教育の合間を縫って、数十件から百件近い申請書を極めて短期間で読み込みます。しかし、休日の深夜に疲労が蓄積した状態で読む申請書において、図表がぼやけていたり、文字が潰れていたりすることは、審査員にとって極めて大きな認知負荷とストレスをもたらします。

申請書の文章における論理展開がどれほど緻密で美しく構築されていても、添えられた図表の画質が低いだけで、審査員の読む気力は削がれ、内容への理解度は急激に低下します。さらに恐ろしいのは、画質の低い図表が審査員に与える心理的な悪影響です。画像の粗さは、申請者のデータの取り扱いやプレゼンテーションに対する精度の低さ、ひいては研究計画そのものの解像度の低さや雑さを暗に示唆してしまいます。「図表ひとつ鮮明に提示できない研究者が、数百万、数千万の予算を緻密に執行できるのだろうか」という不要な疑念を抱かせてしまうのです。

多くの研究者がこの画質劣化の罠に陥る最大の原因は、作図ソフトから文書作成ソフトへ図表を移動させる際の、無意識かつ習慣的なコピーアンドペースト作業にあります。画質の劣化は、パソコンの性能不足による仕方のない現象ではありません。それはデータの形式に対する無頓着さと、文書作成ソフトの初期設定に対する理解不足によって引き起こされる、完全な人災です。本記事では、精魂込めて作成した図表を最高画質のまま申請書に定着させるための、論理的かつ再現性のある手順を解説します。

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