受入研究者の欄で「先生の偉業」を語っていませんか?審査員が知りたいのは申請者以外の人の過去の栄光ではなく、あなたがその環境をどう使うかというあなたの心づもりです。PIを師匠ではなくリソースと定義し、研究遂行の必然性を証明する技術を解説します。

導入:審査員は「偉人伝」を読まされている暇はない

学振(DC/PD)や海外学振、あるいは基盤研究などの申請書において、受入研究者や研究環境の選定理由は、あなたの研究計画の「実現可能性」を担保する極めて重要なパートです。

しかし、ここで多くの申請者が致命的なミスを犯します。それは、受入研究者の「伝記」を書いてしまうことです。

「〇〇教授は、××賞を受賞された世界的権威であり……」
「ネイチャー、サイエンスに多数の論文を持ち……」

審査員にとってこれらは「既知の事実」か、あるいは「審査に無関係な情報」です。PIが偉大であることと、あなたの研究が成功することは、論理的に直結しません。むしろ、他人の威光に頼ろうとする姿勢は「自身の主体性の欠如」と見なされ、評価を下げる要因にすらなり得ます。

審査員が求めているのは、その環境でなければならないという必然性です。

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