研究室の選定理由を「憧れ」で書いてはいけません。審査員が求めているのは、「研究目標達成に必要なリソースの調達計画」です。「行きたい」ではなく「その場所でなければ目標が達成できない」という必然性を、ゴールからの逆算(バックキャスティング)で論証する技術を解説します。

導入:「ファン心理」では採択されない
「なぜ、その受入研究室(または留学先)を選んだのか?」
この問いに対し、多くの申請者が就職活動の志望動機のように答えてしまいます。「先生の研究に感銘を受けたから」「設備が整っているから」「学風が自由だから」。
これらは全てあなたの感想(ファン心理)です。審査員は、あなたがその研究室を好きかどうかには興味がありません。彼らが知りたいのは、「あなたの研究目標を達成するために、その場所が機能的に不可欠かどうか」の一点のみです。
研究資金の申請における研究室選定とは、憧れの表明ではなく、プロジェクト成功のための「リソース調達計画」の提示です。したがって、論理のベクトルを「現在→未来(行きたいから行く)」から、「未来→現在(達成に必要だから行く)」へと反転させる逆算アプローチが必須となります。
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