研究遂行能力において「できると思います」は禁句です。審査員はあなたの「可能性」ではなく、予算を執行できる「確実性」に投資します。謙遜は美徳ではなく、実現可能性を下げるノイズです。「習熟している」「確立済みである」と断言すること。それは傲慢ではなく、プロとしての責任ある態度です。

1. 導入:審査員は「不確定要素」にお金を払わない
日本人の美徳とされる「謙遜」や「控えめな表現」は、競争的研究資金の申請においては重大な欠陥となります。
特に「研究遂行能力」の欄において、「~できると思う」「~に努めたい」といった表現を見た瞬間、審査員の脳内には警告灯が灯ります。「本当にできるのか?」「途中で頓挫するリスクがあるのではないか?」という疑念が生じるからです。
審査員が求めているのは、「頑張ります」という精神論ではなく、「このタスクは技術的に解決済みである」という事実の保証です。あなたが自分自身を疑っている(ように見える)表現を残したまま、審査員に「信じてくれ」と願うのは、論理的な矛盾です。
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