申請書は「論文」ではなく冒険小説です。「And(そして)」ばかりの退屈な羅列も、「However(しかし)」連発の混乱もNG。最強の構文は『ABT法』です。「And(背景)→ But(壁)→ Therefore(解決策)」。この3拍子のリズムに、ドブジャンスキー・テンプレートで抽出した「核」を乗せるだけで、審査員の脳はハックできます。

1. 導入:申請書は「冒険小説」である
「科学的な文章に物語など不要だ」
そう考える研究者は多いですが、それは大きな誤解です。データは客観的であるべきですが、それを伝える構成には物語性が不可欠です。なぜなら、審査員はAIではなく人間であり、人間は文脈(ストーリー)がないと情報の重要性を判断できない生き物だからです。
優れた申請書は、古典的な冒険小説と全く同じ構造を持っています。
- 平穏な日常(And): 重要な研究分野がある。
- 魔物の出現(But): しかし、未解明の謎が阻んでいる。
- 勇者の旅立ち(Therefore): だから、本研究が新手法で解決する。
この構造がない申請書は、単なる「事実の羅列」か「支離滅裂な叫び」に過ぎません。本記事では、誰でもこの黄金の構造を作り出せる「ABT法」と、物語の核を決める「ドブジャンスキー・テンプレート」を伝授します。
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