不採択通知は「死亡診断書」ではなく、次回採択への「精密検査結果」です。
A(上位20%)、B(上位50%)、C(下位50%)。このランクは、あなたの申請書がどの程度の「手術」を必要としているかを客観的に示しています。Aなら「簡易手当」、Bなら「手術」、Cなら「転生」。感情を排してスコアを読み解く、外科医のような修正戦略を解説します。

1. 胃が痛いのに頭痛薬を飲んでいないか?
不採択通知を受け取った際、総合ランク(A, B, C)を見て一喜一憂するだけで終わっていませんか? それは健康診断で「要再検査」というハンコだけを見て、どの数値が悪かったのかを確認しないのと同じです。
科研費の審査結果(電子申請システムで開示される詳細)には、総合ランクに加え、多くの場合「評価項目ごとの評定」が示されています(※種目により形式は異なりますが、概ね以下の3要素に集約されます)。
- 学術的重要性・独自性(Why): その研究は面白いか?
- 研究計画の妥当性(How): その方法は適切か?
- 研究遂行能力(Who): あなたにそれができるか?
もしあなたが「重要性」は評価されているのに、「計画」で落とされている場合、研究テーマそのものを変える必要はありません。逆に、「計画」は完璧なのに「重要性」が低い場合、いくら実験の詳細を書き込んでも合格できません。
本記事では、この項目別スコアのバランス(凹凸)から、あなたの申請書の「真の死因」を特定し、外科手術的に修正する戦略を解説します。
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