「萌芽」を「小さな基盤研究」と勘違いしていませんか?その安定志向が不採択の原因です。ここでは「確実な積み上げ」は評価されません。求められるのは、失敗を恐れず定説を破壊する「蛮勇」です。実現可能性の盾を捨て、変革性の槍だけで審査員の心を貫く、ハイリスク・特化型の記述戦略を解説します。

1. 導入:「実現可能性」が高いと落ちるパラドックス
挑戦的研究(萌芽・開拓)の審査結果を見て、「なぜあの荒唐無稽な研究が採択されて、私の堅実な計画が落ちたのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
その答えはシンプルです。あなたがミニ基盤研究を提案したからです。
多くの研究者は、基盤研究(A/B/C)と同じロジックで申請書を書こうとします。「予備データを揃え、実現可能性を鉄壁にし、確実に成果が出ること」をアピールしてしまうのです。
しかし、挑戦的研究の審査基準において、過度な実現可能性は「すでに道筋が見えている=挑戦的ではない」**とネガティブに判定されるリスクがあります。
審査員がこの種目で求めているのは、教科書の続きを書くこと(改善)ではありません。教科書そのものを書き換える、あるいは燃やしてしまうような「非連続的な変革」です。
ここでは、守りは不要です。リスクを恐れず、むしろリスクを売りにする特攻型の論理構成が必要です。
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