「まだ誰もやっていない」は、独自性の主張として最弱です。審査員が知りたいのは「なぜ今まで誰もできなかったのか?」そして「なぜあなたならできるのか?」。答えはシンプル。「私だけが、この難問(岩)を粉砕する神鎚(武器)を持っているから」です。独自装置、特殊試料、秘伝の技術…手持ちのカードを最強の独自性に変える論理構築法を解説します。

1. 導入:「私にしかできない」が最強のカード

申請書の「本研究の独自性」欄で、多くの研究者がこう書きます。
「〇〇という最新の装置を用いて解析を行う点が独自である。」

残念ながら、これでは独自性の主張として弱いです。
なぜなら、「市販の装置を使うこと」は、予算さえあれば誰にでもできるからです。審査員は「その装置を使えば結果が出るのは当たり前だよね。で、研究者としてのあなたの独自性はどこ?」と冷めた目で見ます。

では、技術や材料を武器にする場合の「最高の独自性」とは何か?
それは、**「誰もが解きたくても解けなかった難問(硬い岩)を、私だけが扱える武器(神鎚)で粉砕すること」**です。

今回は、所有している技術・材料・データを武器にし、他者を圧倒する**「ミョルニル型」**の論理構造について解説します。

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