偉い先生は、あなたの名前なんて覚えません。記憶にあるのは「ミトコンドリアの人」や「AI農業の人」といった簡素な「タグ」だけです。
このタグを他人に貼られる前に、自分でデザインして刷り込む技術があります。
自分を「素材×手法×出口」の3語だけで定義し、記憶の特等席を奪う方法を解説します。

1. 導入:あなたは「誰」として記憶されるか?

いろいろな場面で審査員・メンター・評価者となるあなたの分野の偉い先生は、数十通の申請書を短期間で読み込みます。その過程で、彼らは無意識のうちに申請者を脳内で「カテゴリ分け(タグ付け)」して処理します。

「あー、はいはい、あのオートファジーの人ね」
「ああ、あのディープラーニングを使いたい人ね」

残念ながら、あなたのフルネームや所属機関名で記憶してくれることは稀です。審査員は、最も印象に残った特徴的なキーワード(タグ)を使って、あなたを認知フォルダに放り込みます。

問題は、この「タグ付け」を審査員任せにすると、「よくある細胞生物学の研究者」や「なんか難しそうな計算の人」といった、ぼやけた(あるいは間違った)タグを貼られてしまうことです。一度貼られた平凡なタグを、後から剥がすことはなかなか大変です。

だからこそ、普段から、あるいは申請書の冒頭で、自らが望むタグを先に提示し、審査員の脳内フォルダ名を強制的に指定する必要があります。

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