申請書が不採択になる理由は無数にありますが、突き詰めるとたった3つの「なぜ」の欠如に集約されます。

・なぜ、いまやるのか(緊急性)
・なぜ、あなたがやるのか(適格性)
・なぜ、この研究なのか(独自性)

この3つがない申請書は、ふるい落とされます。

1. 「やりたいこと」だけでは、研究費はつかない

多くの不採択申請書に共通する欠陥は、「何をやりたいか」は情熱的に語られているのに、「なぜそれをやる必要があるのか」が決定的に欠けている点です。

「この酵素の機能を解明したい」
「新しい合金を作りたい」

これだけだと、あなたの知的好奇心からくる「願望」と区別できません。審査員は投資家です。彼らが承認印を押すためには、あなたの願望を、公的資金を投入すべき「必然性」へと昇華させる必要があります。

そのために必要なのが、以下の3つの問いに対する完璧な回答です。

  1. Why Now?(なぜ、いまやる必要があるのか?)
  2. Why You?(なぜ、あなたがやる必要があるのか?)
  3. Why This?(なぜ、この研究テーマでなければならないのか?)

この3つの論理がカチリと噛み合った瞬間、申請書は「個人的な興味」から「税金を使ったプロジェクト」へと変貌します。では、具体的にどのように考え、どのように書けばよいのでしょうか。

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