文章を書きなれていない人の文章には、倒置、体言止め、口語、やたらと凝った(大仰な)言い回し、で溢れています。 今まで読んだ中で一番衝撃的だったのは「なんでかとゆうと、…」でした。

これには特効薬はありません。普段、書き慣れていない人ほど、こうした凝った表現をしがちなように思います。

気をつける表現

疑問

自分で疑問を投げかけ、自分で答えるパターンです。読み手の目を引く効果はありますが、その軽薄さが申請書とは合いません。

  • なぜ、これまで○○○は明らかにされてこなかったのだろうか?それは、…
  • これは○○○を意味しているのではないだろうか?そこで、申請者らは…

倒置

それほど頻度は高くありませんが、出てくるとギョッとします。疑問の場合とどうよう、さっさと言ってよとなってしまい、いろいろと損をする書き方です。

なぜこの研究をしなければならいのか?それは○○○だからである。

大仰

自らの研究内容や技術、アイデアなどを過大評価しすぎなパターンです。実際そうであるなら、そう書けばよいのですが、大したことない場合ほどこうした表現が好まれる傾向にあります。世界レベル、超最先端でないと申請してはいけないというわけではありませんので、無理に頑張ってすごくみせようとする必要はありません。客観的にどこがすごいのかを書く方がすごみがでます。

  • これは人類にとって最大の課題であり…
  • こうした申請者の持つ唯一無二の技術により…

口語、謙譲表現

口語は意外と少ないですが、ときどき見受けられます。実際は口語を避けようとするあまり、大仰な言い方になったりする場合が多いです。

また、審査員が不特定であり、十中八九関係のない人に対する謙譲表現も意味がわかりません。自己評価等で丁寧に書きたいだけなら、です・ますで十分です。

  • ちゃんと研究されてこなかった
  • ○○○より大きいから、○○○だとわかった。
  • 研究をさせていただいている

まわりくどい、弱気(断定を避ける)

自信のなさが語尾に表れ、まわりくどい表現になってしまっている方がいます。また申請者が「そうだったらいいな」的な表現をしてしまうと実現可能性にまで疑念をもたれかねません。

  • と言うことができると考えられる。
  • である可能性がわずかながら示唆されつつある。
  • を実施できればと考えている。